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いろいろな株式を選んで、それらをすべて買うという運用だから意味があるわけです。
ところが、ロング・ショート戦略を採用している投資信託は、買う株式もあれば、カラ売りをする株式もあるので、株価指数と比べられても困ります。
だからとにかく、儲かったかどうか、つまり絶対収益でみてください。
まあ、広告の5行目にも「ハイレベルの絶対収益を目指します」とはありますが、「目指します」なんてセリフは誰でも言えます.試合前のスポーツ選手が「出るからには1位を目指します」などと言っているのと大差ありません。
そのぐらいの冷めた目でみないと、このタイプの広告はバカらしくて読む気になれません。
絶対収益を売り物にしている理由のもうひとつは、手数料をみるとわかります。
広告の一番下に書いてありますが、販売手数料(お申込手数料)が3.15%以内で、信託報酬は@基本報酬とA成功報酬の2段階になっています。
@基本報酬だけで年1.68%も取られますから、十分に高いように思いますが、A成功報酬は「日の基準価額がハイウォーターマークを上回った場合、その超過額に対して21%」となっています。
これは、過去に一番値上がりしたところからさらに値上がりしたら、その値上がり分の21%を手数料として取るという話なのです。
成功報酬の部分だけを数値例で考えてみましょう。
最初に100万円を預けたとして、100万円より値上がりした分に対しては、どこかで必ずその21%を成功報酬で取られますから、手数料を引く前の資産が途中で140万円まで値上がりしたとすると、40万円の21%で、8万4000円が手数料として取られます。
しかも、それをピークにして、解約時には手数料差し引き前の基準価額が110万円まで下がっていたとしても、途中で取られた成功報酬は返ってきません。
この場合の成功報酬は、10万円の利益に対して8万4千円で、じつに利益の84%を取られることになります。
この例は極端にみえるかもしれませんが、十分に起こりそうな数値例です。
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